私は、前職より設計の仕事をしてきました。そして、今まで培ってきた自身の経験を活かしながら様々な製品の設計に携われる可能性に惹かれ、アートエンジニアリングに中途入社しました。
　入社後に初めて担当したのは、派遣先企業でのATM機器等の設計業務です。直接的に前職の経験を活かすことができる業務内容だったため、約3年間、エンドユーザが直接触れる部分の設計を担当させていただきました。今でも、自分があの時に悩みながら設計し、そして形となった製品が、世の中に出回っているのを目にすると、この仕事のやりがいを実感します。その後も、別業界での組立・検査冶具の設計・検討業務から、文書作成など設計以外の業務まで、幅広く自身のキャリアを積み上げることが出来ました。


　そして現在は、アートエンジニアリングの本社にて、産業機械の設計業務を請け負っています。具体的な業務としては、産業機械の検討図・製作図の作成から部品手配に際しての部品表作成まで、多岐に渡ります。業務に取り組む中で、検討を重ねていくうちになかなか良い案が浮かばず、行き詰まってしまうこともしばしば。そんな時には、社内を歩いてみるなど、気分転換することで、「ふっ」と良案が思い浮かぶこともあります。その他にもこの仕事をするうえで、苦労することや大変に思うこともありますが、自分が検討・設計・作図に関わった機械が稼働している姿を実際に目にした時の喜びがあるため、大抵のことは乗り越えられますね。


　私個人、一人の技術者として、一つの業界、一つの製品に限られた設計業務ではなく、様々な業界や製品の検討、設計業務に携わることができる点が、アートエンジニアリングで仕事をする上での魅力だと感じています。時には、それまでの自分の常識が通用しないこともありますが、お客様企業の基本をきちんと理解して仕事に取り組むことで、お客様の要望にも自然と対応できるようになり、貴重な経験を得ることができます。
　アートエンジニアリングのお客様企業は、関係する業界も、扱う製品も様々なので、モノづくりや設計、考えることが好きな方であれば、きっと楽しく仕事ができると思います。そして私のような経験者の方にとっても、今まで培ってきた自身の経験を活かせる仕事がきっとあります。